彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
暖かくてやわらかな皮膚の感触。


ずっとずっとこうしたかった。


人形は少し身をよじり、そして俺の背中に腕をまわしてきた。


抱きしめ返される、懐かしい感覚。


「結音……」


気が付けばそう呟き、俺は涙を流していた。
< 19 / 436 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop