彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
俺は靴をはくのももどかしく、中途半端に足にひっかけた状態で外へ転がり出た。
鍵をガチャガチャ言わせながらなんとかロックし、走り出す。
薫子は一体どこへ向かったんだろう?
それはわからなかったけれど、行ったことのない場所に自分から行くような事はないだろうと思っていた。
2人で歩いた場所を思い出しながら走る。
学校までの道のり。
美奈と諒に紹介した公園。
そしてシャッター商店街。
薫子と一緒に行った場所なんてごくごく限られている。
すべて徒歩20分以内の範囲だ。
そんなに距離もない。
なのに……。
「なんで見つからない!?」
鍵をガチャガチャ言わせながらなんとかロックし、走り出す。
薫子は一体どこへ向かったんだろう?
それはわからなかったけれど、行ったことのない場所に自分から行くような事はないだろうと思っていた。
2人で歩いた場所を思い出しながら走る。
学校までの道のり。
美奈と諒に紹介した公園。
そしてシャッター商店街。
薫子と一緒に行った場所なんてごくごく限られている。
すべて徒歩20分以内の範囲だ。
そんなに距離もない。
なのに……。
「なんで見つからない!?」