彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
山下陽子
俺は病院を出てすぐに走り出した。
薫子はどこにいってしまったのだろう。
一刻も早く見つけ出さなければ、他にも被害者が出てしまうかもしれない。
息を切らして走りながら周囲に気を配る。
薫子は美奈に危害を加えた。
次は諒かもしれない。
そう考えると、一緒に病院を出た方が安全だっただろうか?
でも、今更そんなことを考えてもしょうがない。
俺はひたすら街の中を走り、薫子を探した。
そして自分の家に通じている坂道の前を通った時、俺は足を止めた。
坂の上の方に人影がある。
スラリとした細身の女性。
ピンク色のカーディガンを着ている。
薫子はどこにいってしまったのだろう。
一刻も早く見つけ出さなければ、他にも被害者が出てしまうかもしれない。
息を切らして走りながら周囲に気を配る。
薫子は美奈に危害を加えた。
次は諒かもしれない。
そう考えると、一緒に病院を出た方が安全だっただろうか?
でも、今更そんなことを考えてもしょうがない。
俺はひたすら街の中を走り、薫子を探した。
そして自分の家に通じている坂道の前を通った時、俺は足を止めた。
坂の上の方に人影がある。
スラリとした細身の女性。
ピンク色のカーディガンを着ている。