彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
人形は茶色い瞳を俺に向ける。
結音は普段、茶色いカラーコンタクトを使っていた。
茶色なら学校へ付けて行っても目立たず、怒られないからだ。
コンタクトを外した結音の瞳は潤いの黒色をしている。
俺はどちらの瞳の色も好きだったけれど、より見慣れた色を選んだのだ。
「そうだ、君の名前は薫子(カオルコ)にしよう」
ふと思いついて俺はそう言った。
「かおるこ?」
「あぁ。いい匂いの薫に、子供の子」
そう言うと薫子は嬉しそうに笑った。
どうやら気に入ってくれたらしい。
結音と同じ薫のする子。
という意味だ。
「さぁ、ここが俺たちの家だよ」
俺は自宅まで帰ってきて、そう言ったのだった。
結音は普段、茶色いカラーコンタクトを使っていた。
茶色なら学校へ付けて行っても目立たず、怒られないからだ。
コンタクトを外した結音の瞳は潤いの黒色をしている。
俺はどちらの瞳の色も好きだったけれど、より見慣れた色を選んだのだ。
「そうだ、君の名前は薫子(カオルコ)にしよう」
ふと思いついて俺はそう言った。
「かおるこ?」
「あぁ。いい匂いの薫に、子供の子」
そう言うと薫子は嬉しそうに笑った。
どうやら気に入ってくれたらしい。
結音と同じ薫のする子。
という意味だ。
「さぁ、ここが俺たちの家だよ」
俺は自宅まで帰ってきて、そう言ったのだった。