彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
しかし目の前には楽しそうにほほ笑む薫子の顔。
薫子は時折手の力を緩め、俺に呼吸をさせた。
そしてまた力を込める。
抵抗できないカエルをいたぶり火にかざす子供のように、薫子は俺で遊んでいた。
いつでも俺を殺せる。
そんな状況にありながら、絶対に絶命させることはない。
やがて俺の体力は限界に近づき、意識は真っ白な中へと消えて行ったのだった。
薫子は時折手の力を緩め、俺に呼吸をさせた。
そしてまた力を込める。
抵抗できないカエルをいたぶり火にかざす子供のように、薫子は俺で遊んでいた。
いつでも俺を殺せる。
そんな状況にありながら、絶対に絶命させることはない。
やがて俺の体力は限界に近づき、意識は真っ白な中へと消えて行ったのだった。