彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
油断していた俺はそのままベッドへと吸い寄せられる。
瞬間。
暖かな感覚が唇に押し当てられた。
美奈のシャンプーの香りがすぐ近くから感じられる。
「なに、すんだよ!」
ハッと気づいた瞬間、俺は美奈を引き離していた。
そのまま、自然と口元をぬぐってしまう。
嫌悪。
最低だと思われるだろうか?
この子を突き放した事を。
この子の前でキスした唇を拭いた事を。
でも、俺には無理だった。
俺の心の中に美奈はいない。
瞬間。
暖かな感覚が唇に押し当てられた。
美奈のシャンプーの香りがすぐ近くから感じられる。
「なに、すんだよ!」
ハッと気づいた瞬間、俺は美奈を引き離していた。
そのまま、自然と口元をぬぐってしまう。
嫌悪。
最低だと思われるだろうか?
この子を突き放した事を。
この子の前でキスした唇を拭いた事を。
でも、俺には無理だった。
俺の心の中に美奈はいない。