彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
「諒、お前結音の事が好きなんだろ? 俺よりもずっと結音に相応しいんじゃないか?」
「……なに言ってんだよ……」
俺の言葉に諒は目を丸くし、信じられないといった様子で肩で呼吸を繰り返す。
「今更隠したって遅いんだよ! お前、俺に黙って結音のお見舞いに何度も行ってただろうが!」
俺は寮を見上げたままそう怒鳴った。
諒は一瞬言葉を失ったが、すぐに「あぁ、そうだよ」と、答えた。
「開き直る気か」
「開き直るもなにも、俺は何も悪いことはしてない。お前に許可を取らなきゃ結音に会っちゃいけないのかよ」
「なんで今まで俺に言わなかったんだ」
「どうしてお前に言う必要があるんだよ。お前が結音の彼氏だからか? ろくでなしのクズのくせに!」
諒が拳を振り上げる。
そのまま俺の顔のすぐ横の床を殴りつけた。
ゴッと鈍い音が耳に届いた。
「……なに言ってんだよ……」
俺の言葉に諒は目を丸くし、信じられないといった様子で肩で呼吸を繰り返す。
「今更隠したって遅いんだよ! お前、俺に黙って結音のお見舞いに何度も行ってただろうが!」
俺は寮を見上げたままそう怒鳴った。
諒は一瞬言葉を失ったが、すぐに「あぁ、そうだよ」と、答えた。
「開き直る気か」
「開き直るもなにも、俺は何も悪いことはしてない。お前に許可を取らなきゃ結音に会っちゃいけないのかよ」
「なんで今まで俺に言わなかったんだ」
「どうしてお前に言う必要があるんだよ。お前が結音の彼氏だからか? ろくでなしのクズのくせに!」
諒が拳を振り上げる。
そのまま俺の顔のすぐ横の床を殴りつけた。
ゴッと鈍い音が耳に届いた。