彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
☆☆☆

食事を終え、見たいテレビを見て、風呂に入って。


ひと通りの事を終えてから俺は自室へと戻った。


今日は宿題も出ていないし、自由な時間が多かった。


けれど色々とあって精神的には疲れている。


ドサッとベッドに仰向けに横になり、真っ白な天井を見上げる。


やっぱり自分の部屋は落着く。


そう思ってしばらくボンヤリしていると、ベッドの横に薫子がやってきた。


俺は寝転んだまま首だけ動かして薫子を見る。


「どうした?」


そう聞き、頭をポンッとなでる。


結音にいつもやっていた俺の癖だ。


「今日はもう寝るの?」


「いや、もう少し起きているよ?」


今は午後10時。


寝るには少し早い時間だ。
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