彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
狂暴化
諒がいなくなった後も俺はその場から動けないでいた。
空間に漂うホコリっぽさが嫌だったけれど、授業に出る気にもなれなかった。
午後の授業が終わるチャイムが鳴るのを待ってから、ようやく体を起こした。
制服についたホコリをはらい、教室へと向かう。
「燈里! どこ行ってたのよ」
教室へ戻ると美奈が一番に声をかけてきた。
「ちょっと体調が悪くて」
適当にあしらい自分の席につく。
出しっぱなしにしていたハズの弁当箱は綺麗に包みなおされ、引き出しの中に入れられていた。
きっと、美奈が片づけてくれたのだろう。
昼食を抜いても空腹感はなかった。
精神的な疲労感でずっしりと体が重たい。
俺は弁当箱を鞄の中に押し込んだ。
後はホームルームをして帰るだけだったけれど、俺は1人教室を出た。
廊下掃除をしている生徒たちの間を通り抜け、階段を下り、昇降口へと進む。
空間に漂うホコリっぽさが嫌だったけれど、授業に出る気にもなれなかった。
午後の授業が終わるチャイムが鳴るのを待ってから、ようやく体を起こした。
制服についたホコリをはらい、教室へと向かう。
「燈里! どこ行ってたのよ」
教室へ戻ると美奈が一番に声をかけてきた。
「ちょっと体調が悪くて」
適当にあしらい自分の席につく。
出しっぱなしにしていたハズの弁当箱は綺麗に包みなおされ、引き出しの中に入れられていた。
きっと、美奈が片づけてくれたのだろう。
昼食を抜いても空腹感はなかった。
精神的な疲労感でずっしりと体が重たい。
俺は弁当箱を鞄の中に押し込んだ。
後はホームルームをして帰るだけだったけれど、俺は1人教室を出た。
廊下掃除をしている生徒たちの間を通り抜け、階段を下り、昇降口へと進む。