彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
☆☆☆
「ただいま」
いつも通り鍵を開けて玄関に入り、声をかける。
昨日あれほどはしゃいでいた薫子が、今日は降りてこない。
俺は少し不審に思いながらも自室へは行かず、リビングへと向かった。
鞄を置き、手の付けていない弁当箱を広げ、おかずをつまむ。
食欲はなかったが、全く食べていない状態だと母親に余計な心配をかけるからだ。
おいしいはずの卵焼きは何の味もなく、ただ粗食を繰り返す。
その間にパソコンの電源を入れた。
この前と同じページに飛び、山下陽子の情報を集めるつもりだ。
時間をかけてこの前と同じページが開かれる。
そこに載っている山下陽子の写真に、背筋がゾクリを寒くなる。
やっぱり、薫子にそっくりだ。
見れば見るほど薫子にしか見えない。
俺は更に画面をスクロールさせた。
山下陽子についての詳細が書かれている。
といっても個人情報をそのまま載せるのは問題になるので、出身地や年齢が簡単に紹介されているだけだった。
「ただいま」
いつも通り鍵を開けて玄関に入り、声をかける。
昨日あれほどはしゃいでいた薫子が、今日は降りてこない。
俺は少し不審に思いながらも自室へは行かず、リビングへと向かった。
鞄を置き、手の付けていない弁当箱を広げ、おかずをつまむ。
食欲はなかったが、全く食べていない状態だと母親に余計な心配をかけるからだ。
おいしいはずの卵焼きは何の味もなく、ただ粗食を繰り返す。
その間にパソコンの電源を入れた。
この前と同じページに飛び、山下陽子の情報を集めるつもりだ。
時間をかけてこの前と同じページが開かれる。
そこに載っている山下陽子の写真に、背筋がゾクリを寒くなる。
やっぱり、薫子にそっくりだ。
見れば見るほど薫子にしか見えない。
俺は更に画面をスクロールさせた。
山下陽子についての詳細が書かれている。
といっても個人情報をそのまま載せるのは問題になるので、出身地や年齢が簡単に紹介されているだけだった。