彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
「なんだよ、話って」


「人形の事だ」


そう言うと、諒は一瞬にして表情を硬くこわばらせた。


その話しは聞きたくない。


というように、顔をそむける。


「お願いだ。人形の中の山下陽子が俺を生かそうと頑張ってくれているんだ」


「山下陽子……?」


「あぁ。話を聞いてくれるか?」


怪訝そうな顔をする諒に俺はそう言ったのだった。
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