彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
☆☆☆
結音のいない教室でぼんやりと授業を聞いていると、いつの間にかホームルームが終わり、放課後を知らせるチャイムが鳴っていた。
休憩時間に諒や美奈とバカ話をして盛り上がった事以外に、記憶がほとんどない。
俺は軽く息を吐き出して教科書とノートを鞄につめた。
今日1日心臓はドクドクと高鳴り、放課後ばかりに意識が行っていた。
その放課後がついに来たんだ。
俺は鞄を手に立ち上がる。
心なしか少しだけ手が震えている気がした。
嬉しいからだろうか?
そう思った。
それでも、これから起こる事を予期しているかのように小刻みな震えは止まらない。
結音のいない教室でぼんやりと授業を聞いていると、いつの間にかホームルームが終わり、放課後を知らせるチャイムが鳴っていた。
休憩時間に諒や美奈とバカ話をして盛り上がった事以外に、記憶がほとんどない。
俺は軽く息を吐き出して教科書とノートを鞄につめた。
今日1日心臓はドクドクと高鳴り、放課後ばかりに意識が行っていた。
その放課後がついに来たんだ。
俺は鞄を手に立ち上がる。
心なしか少しだけ手が震えている気がした。
嬉しいからだろうか?
そう思った。
それでも、これから起こる事を予期しているかのように小刻みな震えは止まらない。