彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
「美奈、諒。どうしたんだよ」


俺は目をパチクリさせて2人を交互に見つめる。


2人とも一旦家に帰ってここへ来たのか、私服姿だった。


「一緒に結音のお見舞いに行こうと思って」


「あぁ。そうなんだ」


俺はフッと笑顔になる。


2人ともこうして時々一緒に結音のお見舞いに誘ってくれる。


1人ずつで行くときもあるけれど、3人そろった方が結音も嬉しいだろうからと、言ってくれるのだ。
< 58 / 436 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop