彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
お見舞い
結音が入院している私立病院までは徒歩で15分くらいかかる。
1人でお見舞いに行くときには長くかかる道のりも、3人ならあっという間だった。
おもに、諒がおかしなことばかり言って美奈が突っ込み役を担当しているからだけど。
そんな感じてふざけ合いながら病院へ着くと、途端に2人は静かになる。
場所をわきまえているというか、実は俺のために騒いでいてくれているのかもしれない。
俺はその事に半分気づきつつも、2人に甘えているのだ。
エレベーターに乗って3階まで行き、真っ直ぐに廊下を進んで行く。
この病棟の看護師さんたちとはすでに顔なじみで、俺たち3人に挨拶をしてくれる。
302号室。
その札がかかったドアの前で諒と美奈は立ち止まった。
一番後ろから歩いていた俺がドアをノックする。
1人でお見舞いに行くときには長くかかる道のりも、3人ならあっという間だった。
おもに、諒がおかしなことばかり言って美奈が突っ込み役を担当しているからだけど。
そんな感じてふざけ合いながら病院へ着くと、途端に2人は静かになる。
場所をわきまえているというか、実は俺のために騒いでいてくれているのかもしれない。
俺はその事に半分気づきつつも、2人に甘えているのだ。
エレベーターに乗って3階まで行き、真っ直ぐに廊下を進んで行く。
この病棟の看護師さんたちとはすでに顔なじみで、俺たち3人に挨拶をしてくれる。
302号室。
その札がかかったドアの前で諒と美奈は立ち止まった。
一番後ろから歩いていた俺がドアをノックする。