彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
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夕食を終えた俺はサッとお風呂をすませて、自室にこもっていた。


両親は俺のことを心配して薫子の事を言っているんだ。


頭では理解できているけれど、思い出すと腹が立った。


俺は薫子と結音を同じだなんて思っていない。


2人はそっくりだけれど、人間と人形の差は埋めることはできない。


「燈里、どうしたの?」


けわしい表情のままベッドの端に座っていると、薫子が心配そうに声をかけてきた。


「あぁ……。大丈夫だよ、薫子」


俺は笑顔になり、薫子の頭を撫でる。


薫子は気持ちよさそうに目を閉じて、俺の手の感覚に身をゆだねる。
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