夏の雪

オーナーには風邪をこじらせたといって

あの日以来お店には行っていない。




学校はもともと無断欠席ばっかりだった

私を気にも留めない。





おじいちゃんともおばあちゃんとも

あまり会話もしない

今まで通りのそんな日常のなかで




私の体だけは違っていた。
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