夏の雪
「ゆきのー遅いよー」
優美が私の頭をポコポコ叩く
「ごめんごめん」
「朝からラブラブしてたんでしょー」
「私、別にしゅんちゃんのこと好きじゃないってば」
優美とは同じクラスになってから
よく話すようになって一緒に行動するようになった
でも親友って言えるほどの関係ではない
クラスが離れれば繋がりも無くなる様な関係。
優美は特に私の事を聞きたがるわけでもなく
自分の事を話すわけでもなく
他愛も無い会話をするだけ。