夏の雪
優美を見てると応援したくなる。
でも相談してこないから、見守ってるだけでもいいかな。
午後の授業もただ空を見ていた。
流れる雲をただただ目で追っていた。
ホームルームが終わると私は駆け足で下駄箱に向かう
「ゆきのー待ってー」
後ろから優美が叫ぶ
「今日、私バイトないからさ一緒に遊びに行こうよ」
「ごめん・・今日はちょっと・・」
「ゆきのいつも走って帰っちゃうけど、用事でもあるの?」
「うーんちょっとね」