白雪姫のしんちゃん
「か、可愛いぃぃ」

へんに高い声が耳に響いた。
その声は、廊下まで届いたらしく、廊下にいた人たちまで…



どんどん、人が集まってくるのに、俺は苛々していた。


「もう、着替える。」

「え!?じゃあ、練習は?」

「こんなに、人がいたらできないし!! 」

「で、でも…。白雪姫役を頑張ってほしいの」

「なら、他の奴がやればいいだろ!!」

俺は、半分キレていた。



「シンちゃんじゃなきゃだめなの!………」




え……そんな台詞を、この人数の前でいっていいのか////
し、しかも急すぎる。
俺も、どう返事すればいいかわからねぇし…
< 8 / 10 >

この作品をシェア

pagetop