不良な君は私を守る
「おう。
さてと…俺も帰るか…」
誰もいなくなった教室で
不良と二人きり
この不良が一番強いだなんて…
「だから…口にでてるって…不良って何回言うんだよお前は」
『…す…すみません。
だって…ピアスとかしてるし…何より、魔族だけの目してるし…怖くて』
「…は?それだけ?」
『そうですよ。…ていうか、なんで魔族の目なんかしてるんですか』
「俺は、確かに魔族だ。」
『…魔族…。じゃあ敵じゃないですか…』
「敵って言われたら敵だけど、俺はこっちの人と魔族の間で生まれて魔族の血の方が濃くなったみたいでこんな感じなんだよね。」
『…間で生まれた…。そうなんだ』