不良な君は私を守る

んなっ…!
「そ…そんな顔で見んな!」

なんで…こんなときにそんな顔すんなよ…

『へ…?どうしたの?』

暁は俺から離れてそう言ってきた
この…無自覚…

《そこのふたり!イチャイチャしない!》

〖そうだぞー!イチャイチャするなー〗

「してねぇよ!さっさと行くぞ!」
俺は三人を置いて校舎の中に入った。

予想通り教室に入く魔法陣は破壊されていて校舎内がめちゃめちゃになってた。
ただ唯一校長室にいく魔法陣だけ解放されていた。

《おい、校長室の魔法陣だけなんで…》

〖…はやくいかなきゃ!校長室に何かあったら!〗

そう言って夏樹は魔法陣にとびこんで消えた。
俺達は後を追っていった。


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