不良な君は私を守る

「あ、そう言えば夏樹、母さんどうなった?」

《え?そっちの復旧作業にいるなら毎日見てただろ。》

『…うーん、この一ヶ月見てないんだよね…ね?龍』

「あぁ、そうだな」

〖うーん、元気そうにはしてるよ?みんなのおかげだよー〗

どことなく悲しそうな顔をした夏樹。
どうしてだろう、実はあんまりはなしてねぇとか?

「それならいいけど…」

『あ、ねぇ、龍さ前フードかぶったひといたけどあれ、誰なの?』

《そういえばそうだな、顔まだ見たことねぇな》

〖………むっ…〗

< 151 / 276 >

この作品をシェア

pagetop