不良な君は私を守る

翔平は頭から大量の血を流していて治すには残酷な姿だった。
…俺のせい。

「翔平…!」

【…………ょぶ…】

「え?」

【だ…大丈…夫…】

大丈夫って大丈夫じゃねぇだ
ふざけんな…

「大丈夫じゃないだろ……」

俺はあんまり得意じゃない回復魔法を唱えて翔平を回復していく。
大丈夫って言ってたけどこんな傷で大丈夫な奴なんていない

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