不良な君は私を守る
「…行くかみんな」
龍はだるそうに立ち上がって私たちを見た。
《魔法陣の外にでるってことは死ぬかもしれないってことだよな》
『…そうだね。』
〖………怖いね〗
「…大丈夫俺がみんなを守るから。
もうだれも殺させない
悔しい思いはしたくないから……」
『そんな事したら龍が…』
「ばーか、俺は学校1だ。なめんなよ」
そう言って自信満々に言った龍はにこっと笑った。
そうだ、龍はいつもそうだ。みんなを不安がらせないようにして。