不良な君は私を守る

もう。終わらせよう。
自分の身を守りながらこんなにくだらない戦いをしたくない。
犠牲になるのは俺だけでいい。

宿命だから。

「翔平…終わらせようこんなの…」

【は…?…】

俺は翔平を自分の方に寄せて魔力を限界まで解放させる。

【龍っ!離せ】

俺は究極召喚を唱えた。
昔見つけたこの魔法をここで。

「ごめんな…みんな」

俺が究極召喚を唱えると悪魔が翔平の後方に浮かんだ。

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