不良な君は私を守る
暁side

しばらく私はぼーっとしていた。
私以外何もないこの大きな開けた場所。

このぶかぶかの服
そういえば龍のものだった。
そういえばこれも…

私はペンダントを握りしめてみた。
思い出がよみがえる。
この世界の死はあっちの世界の死も同じ。
こっちの世界は救われあっちの世界も救われた。
何もかも比例している
私の世界。私はずっとこの世界にいなきゃいけないのかな。
どっちにしても龍はいないんだからどっちでもいっか…


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