妄想少女と二人の王子


「遥香~またトリップしてるよ~。
はぁ...おはよう。誕生日おめでと。」


スリッパを片手に(なぜ持ってるんだ)、
天使の笑顔を浮かべながら、
私に話しかけた優花。


...可愛い~


もう、変なおっさんに狙われるくらい可愛いっ

もしかしたらもうすでに狙われてるかも。

それはいやだ‼
私の優花が...優花が優花が...優花がぁ~

私の優花は私が守っ―――

『バッコーンっ』







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