君と描いた日常-負け組女子高生
第三章[高2・1-3]

心の闇

年明けまであと2週間を切っていた。


終業式を終えた私は、悠紀の誘いで放課後彼女の家に遊びに来ていた。


悠紀が昼御飯作ったげる、というので楽しみにしていると、彼女はキッチンからチキンラーメンを二つ持ってきた。


「お湯はるだけじゃん…」


私はふぅっとあきれ顔をすると、悠紀は得意げにラーメン鉢をドン!と床に置いた。


「ほら、ゆで卵入ってるでしょ。」


悠紀お手製のチキンラーメンを二人でたいらげると、私はぼんやりと彼女の部屋を眺めた。
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