君と描いた日常-負け組女子高生
「いや、あたしあんな感情的になっちゃって。周り見えてなかった。」


悠紀は冷静さを取り戻したようだった。


「あたしも、適当な事言っちゃって、本当ごめん。」


「あんたは気にしなくていいよ。」


そう言って悠紀は黙った。


「悠紀、1つ聞いていい?」


「なに?」


「悠紀の人生の中で、私ってただの石ころみたいな存在?」
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