君と描いた日常-負け組女子高生
私は彼女の通夜にも葬儀にも出席しなかった。


そんなところに悠紀はいない。


学校から少し離れた河川敷、駅、彼女のマンション、

悠紀と過ごした記憶をたどりながら、私はふらふらと歩き続けた。


そこにはまだ、生きた彼女が存在する気がした。
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