君と描いた日常-負け組女子高生
最終章
高校を卒業してから、私は親元を離れて東京に出た。
学校をしばらく休んだ事により周りに遅れをとっていた勉強もなんとか追いつき、夢をもった私は人の心理を学ぶ大学に行った。
人付き合いも、上手になったとは言えないが、それなりに友達もできた。
悠紀のようになんでも話せる友達はできなかったけれど、冗談を言って笑ってふざけあって、放課後はお茶しに行ったりショッピングに行ったりする友達もできた。
悠紀には自分の話ばかりしていたけれど、今は割と聞き上手になって人並みに友達の相談にも乗ったりするようになった。
やっぱり私は友達の話を聞くだけで
支えてあげる事も救ってあげる事もできないけど…
それでも充分だって言ってくれる人が私にもできた。
学校をしばらく休んだ事により周りに遅れをとっていた勉強もなんとか追いつき、夢をもった私は人の心理を学ぶ大学に行った。
人付き合いも、上手になったとは言えないが、それなりに友達もできた。
悠紀のようになんでも話せる友達はできなかったけれど、冗談を言って笑ってふざけあって、放課後はお茶しに行ったりショッピングに行ったりする友達もできた。
悠紀には自分の話ばかりしていたけれど、今は割と聞き上手になって人並みに友達の相談にも乗ったりするようになった。
やっぱり私は友達の話を聞くだけで
支えてあげる事も救ってあげる事もできないけど…
それでも充分だって言ってくれる人が私にもできた。