君と描いた日常-負け組女子高生
第二章[高2・9-12]
長い夏休みが終わった。


友達のいない私は、だらだらと引きこもり特に思い出になるような出来事もなかった。


大きなイベントといえば母方の祖母の田舎への里帰りぐらいだった。


そうしてる間にも学校のみんなは着実に親交を深めてるんだろう。


それもあって夏休み明けの9月1日は普段の倍、体が重かった。


これからまた退屈な毎日が始まる。


私は重い扉を押し開けた。
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