君と描いた日常-負け組女子高生
私の隣に座った高島さんは、もくもくとおにぎりを食べ始めた。


私はちらっと横目で彼女を見た。


「あ、ごめん。一人でいたかった?」


私の視線に気付いた高島さんは、立ち上がろうとした。


「そんな事ない!一人だと寂しいし」


ただ、あまりに突然の出来事に私の頭は軽いパニックを起こしていた。
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