君と描いた日常-負け組女子高生
悠紀は、ぽつりぽつりと話しはじめた。


「あたしさ、すっごい人見知り激しくて、いじめられっこだったんだ。」


「うん。」


「世間でいわれてるいじめ程ひどくないけどね、シカトされたり悪口いわれたり、その程度。」


「それも充分いじめだよ。」


私は口をだした。


「まぁその時の私はすごい辛かったからいじめになるのかな。
それでも毎日学校は通ってた。」


私は頷きながら話を聞いた。


「だから、過去の私は、あんたが想像してるような"高島悠紀"じゃない。」
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