Happy&Honey Days <REN>
約40分後…


「できた!」


餃子とチャーハンも無事に作り終えた。


「じゃあテーブルに運んでみんなの帰りを待ちますか。」


「了解♪」


俺たちは箸やらコップやら…必要なものを運ぶ。


「あっ!みんなが帰ってきたらクラッカー鳴らそうよ!」


瑞葉がいきなり言い出した。


く…クラッカー!?


「そんなのどこにあんだよ。」


俺の家にはないぞ?


「実は…ほら♪」


瑞葉が鞄から袋を出した。


袋から出てきたのは…


「買っといたんだ♪」


クラッカーだった。


準備がいいというか…やることがかわいいというか…


「わかったよ!やろうぜ!」


瑞葉がやりたいっていうことを断れるはずないよな。


「やった♪」


無防備な笑顔を見せる瑞葉。


父さんたち…早く帰ってきてほしいな…。


俺の心臓持たないじゃん…。


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