Happy&Honey Days <REN>
部活が一緒なんだから無理だ…。


「でも二度と傷つけんな!」


お願いだから…やめてくれ!


「瑞葉ちゃん…ごめん…。」


宮本は音楽室から出ていった。


「やっと行ったか…。」


手ださずに済んでよかった…。


「瑞ちゃん…大丈夫!?」


隆の声で俺は瑞葉に駆け寄る。


すると、瑞葉は…泣いていた。


瑞葉…


「2人とも…ありがと…!」


そう言っていきなり向けられた笑顔。


不意討ち…。


「なんで…2人はここにいたの?」


ぎくっ…


嫌な質問がきた。


瑞葉が襲われるかもって思ったからなんて言えねぇし…


「あっ!俺部活だった!わりぃ…じゃあな!」


俺は急いで音楽室を出た。


実は本当に部活あるんだよな。


でも…よかった。


瑞葉が襲われなくて…。


でも宮本のことはどうしても許せない。


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