Happy&Honey Days <REN>
「は!?本当に好きなのか?」


「なんか…空気みたいになきゃならない存在…かな。」


空気か…。


生きるために必要なもの。


つまり…瑞葉にとって大事なんだな。


「瑞葉にとって空気みたいな奴…か…。」


俺も…


「…そんな風になりてぇな…」


心の中で言ったつもりだった。


「え…?」


「俺…声に出してた…?」


まさか…


「うん。声に出てた。…どういう意味…?」


やってしまった…。


いくら鈍感な瑞葉でも勘づいたかな?


「言うつもりなかったんだけど…そろそろ潮時か。」


深呼吸して…


「俺の好きな奴は…瑞葉…お前だよ。」


初めての告白。


結構緊張だな…。


絶対顔赤いし…!


そんな風にテンパっていると、瑞葉の目には涙がたまっていた。


「み…瑞葉!?」


もしかしてうざかったか!?


< 58 / 67 >

この作品をシェア

pagetop