Happy&Honey Days <REN>
俺は早速1組から見ていった。


あ…。


1秒で見つけてしまった。


1年1組1番。


もうちょっと探すスリルというか…楽しみを俺にくれ…!


そういえば、1年1組1番って…父さんと一緒だ…。


そんなことより瑞葉のクラスを聞かないと!


「瑞葉、何組だった?」


同じクラスなら落胆した瑞葉…


違うクラスなら喜ぶ瑞葉…


どっちだ…?


「1組だけど…蓮は?」


…同じクラスじゃん!


落胆した瑞葉だ!


想像するとなんか笑えてきた…!


「え!?蓮…もしかして…」


気づいたか。


「ははっ!やっばい!笑える!俺も1組だし♪瑞葉残念だったな!」


明らかに嫌そうな瑞葉。


「6年連続とかあり得ない!」


小5から同じクラスの上に、幼稚園から数えると9年同じクラスだった。


今回で10年目。


俺は嫌じゃないけど、さすがにか…。


「まぁ親同士も友達で家も隣で…運命なんじゃないの?」


この流れだとそう思うしかないじゃん?


教室に向かっていた俺たち。


ガラッ━


瑞葉がドアを開ける。


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