片想い連鎖
***
17時、わんわんカラオケ前。
私たちの地元でカラオケと言えばここ。
むしろここしかないと言っても過言ではない。
ちょっと早く来すぎたかな。
なんて4人で話していると…
「ごめん、遅くなって!」
男の子が4名やって来た。
てか、よくよく見ると…
「あれ?5組の人たちじゃない?」
同じ学校のメンバー。
「知り合いって外にいないから、同じクラスの男子たちしか集まらなくて〜ごめんね」
聡子ちゃんが可愛らしく言った。
同じ学校の男子と合コンって。
そういうことは世間では普通なのだろうか。
「私ら1組と5組は階も違うから、ほとんど面識ないし、全然いいよ!よろしくお願いします〜」
ほのちゃんは人見知りもしない。
そして、その発言。
本当に性格がいい。
そう思いながら男の子たちを見る。
…
…
あれ?
私の見間違い?