片想い連鎖

記憶はなかったが、なんとなくそのイケメンとやらは吉田くんを指しているのではないかと思った。


鈴木くんかもしれないけど。


いずれにせよ、学校行きたくないという気持ちだけが私の心を支配していた。


私のとんだ失態を見せてしまったことが
恥ずかしくて仕方がないのだ。


私は連れて帰ってもらっただろうか。


そう考えると、そんな親切なこと、暴君吉田くんがしてくれそうにない気がする。


やっぱ鈴木くんかもな。


そう考えながら学校へと足を急いだ。