片想い連鎖
***
「 みゆ、気持ち悪い…」
「…えっ!?」
私は教室に戻りほのちゃんとお昼ごはんを食べていた。
隠してはいるつもりだけれども頭で何度も繰り返される高梨くんとの会話。
やっぱりニヤニヤが止まらない。
ほのちゃんから気持ち悪がられるのも仕方ない…
「そうだ!みゆ、今日の放課後時間ある?久々に二人でデートしよ〜!」
「うん?いいけどどうしたの?」
「いや、ちょっと話したいことがあってさ!」
「……話したいこと?」
「その時にまた言うね」
ほのちゃんが笑顔で言った。
なんだか改まって珍しいな…
どうしたんだろう。