片想い連鎖



***



放課後、ミスドで話す私たち。


ドーナツたくさん食べて幸せな私。



「で、ほのちゃん、話ってなに?」


「……みゆは好きな人いないの?」


ぶぶーっ


思わず飲んでいたジュースを零してしまった。



「えっ!?どうしたの?いきなり!!」



私たちは仲はいいものの恋愛の話なんてすることがなかった。



「いや、どうなのかな?と思ってさ」



ジュースのストローをつつきながら話すほのちゃん。


私は…



「…い、いるよ」


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