片想い連鎖
頭に何だか心地よい重さを感じた。
……!?
私……高梨くんから頭ポンポンされてる!?
「元気だしな?ね?」
そう言いながら茶色がちな瞳で私の顔を見つめてくる高梨くん。
予想外の顔の近さに胸の高鳴りが
止まらない。
なんか前もこんなことあったような…
「高梨くんって頭ポンポンするの癖なの?」
「…?……あぁ、そうかもな〜」
高梨くんは目を細めて言った。
「俺、弟がいてまだちっさくてさ。めっちゃくちゃ可愛くっていっつも頭なでなでしちゃうんだよね〜」
「そうなんだ」
と言いつつ頭をポンポンしてくる高梨くん。
昨日のことを忘れてしまうくらいドキドキでいっぱいになる…
でも、弟を同じ扱いって…それって私のこと女としてみてくれてないってことなのかな……
「…渡辺さんはさ、好きな人いないの?」
「えっ!?どうして?」
予想外のことを訊かれ、胸がドキンと跳ね上がる。
「いや、どうなのかな〜と思って!」
私は高梨くんの目を見ることができず、下を向いて、手元にあるスカートの布地をギュッと握りしめて言った。
「私は………い…るよ……」
「…………それって、大和?」
「…!?どうして!?」
「だって大和から嫌いって言われたから落ち込んでるんじゃないの?」
「ちっちがうよ!
好きな人は………別にいる」
「そっか…」
「……高梨くんは好きな人いるの?」
「うーん……好きというか気になる人はいるかな?」
私はバカだ。
それと同時に自滅したのを感じた。
気になる人っていうのは……ほのちゃんのことだ。
そんな分かり切ってること…なんで訊いてしまったんだろう。
「そっか。そうだよね…たっ高梨くん、モテるんだから好きな人と絶対上手くいくと思うよ!」
「俺?全然モテねーよ」
「でも昨日告白されてたって吉田くんから聞いたよ?」
「え?俺がいつ?」
「え、だって、昨日私たちが男子部屋に行った時、高梨くんいなくって…吉田くんに聞いたら告白されに行ったって…」
「何その嘘?あの時はたぶんジュース買いに外出てただけだよ」
「え、そうなの?」
ってことは吉田くん……また私をからかったな。
ほんとに性格悪っっ
……!?
私……高梨くんから頭ポンポンされてる!?
「元気だしな?ね?」
そう言いながら茶色がちな瞳で私の顔を見つめてくる高梨くん。
予想外の顔の近さに胸の高鳴りが
止まらない。
なんか前もこんなことあったような…
「高梨くんって頭ポンポンするの癖なの?」
「…?……あぁ、そうかもな〜」
高梨くんは目を細めて言った。
「俺、弟がいてまだちっさくてさ。めっちゃくちゃ可愛くっていっつも頭なでなでしちゃうんだよね〜」
「そうなんだ」
と言いつつ頭をポンポンしてくる高梨くん。
昨日のことを忘れてしまうくらいドキドキでいっぱいになる…
でも、弟を同じ扱いって…それって私のこと女としてみてくれてないってことなのかな……
「…渡辺さんはさ、好きな人いないの?」
「えっ!?どうして?」
予想外のことを訊かれ、胸がドキンと跳ね上がる。
「いや、どうなのかな〜と思って!」
私は高梨くんの目を見ることができず、下を向いて、手元にあるスカートの布地をギュッと握りしめて言った。
「私は………い…るよ……」
「…………それって、大和?」
「…!?どうして!?」
「だって大和から嫌いって言われたから落ち込んでるんじゃないの?」
「ちっちがうよ!
好きな人は………別にいる」
「そっか…」
「……高梨くんは好きな人いるの?」
「うーん……好きというか気になる人はいるかな?」
私はバカだ。
それと同時に自滅したのを感じた。
気になる人っていうのは……ほのちゃんのことだ。
そんな分かり切ってること…なんで訊いてしまったんだろう。
「そっか。そうだよね…たっ高梨くん、モテるんだから好きな人と絶対上手くいくと思うよ!」
「俺?全然モテねーよ」
「でも昨日告白されてたって吉田くんから聞いたよ?」
「え?俺がいつ?」
「え、だって、昨日私たちが男子部屋に行った時、高梨くんいなくって…吉田くんに聞いたら告白されに行ったって…」
「何その嘘?あの時はたぶんジュース買いに外出てただけだよ」
「え、そうなの?」
ってことは吉田くん……また私をからかったな。
ほんとに性格悪っっ