片想い連鎖
「たっ高梨くん!」
昼休憩が終わる直前、私は教室に戻ってきた高梨くんに思い切って声をかけた。
高梨くんの周りには吉田くんをはじめ誰もいない。
「あっ渡辺さん!
なに?」
「あの…あのね!
今日のお昼、ミルク見に行けなかったから放課後行こうかなと思うんだけど放課後中庭にいるかな?」
「放課後はどうだろ〜
あっだったら俺も行くからさ!
中庭で待ち合わせしよう!」
「えっ部活は大丈夫なの?」
「今日は先生らが会議だから自主練になったから大丈夫」
そう言いながらまたあの爽やかな笑顔…
癒される…
「おい、ブス」
うっっ…この声は……
「邪魔なんだよ。
席戻れよ」
そう言って私と高梨くんの間に入ってくる吉田くん。
「いっ言われなくても戻りますよーだ」
わたしはそう言いながら席に戻る。
あぁせっかくの高梨くんとの時間が…
私はちらっと後ろ振り向く。
すると高梨くんが小さく手を振って
「またあとで」
とくちを動かしていた。
私は小さく頷いた。
心臓がドキドキ言っている。
その時、隣にいる吉田くんの切ない顔には全く気付いていなかった…
昼休憩が終わる直前、私は教室に戻ってきた高梨くんに思い切って声をかけた。
高梨くんの周りには吉田くんをはじめ誰もいない。
「あっ渡辺さん!
なに?」
「あの…あのね!
今日のお昼、ミルク見に行けなかったから放課後行こうかなと思うんだけど放課後中庭にいるかな?」
「放課後はどうだろ〜
あっだったら俺も行くからさ!
中庭で待ち合わせしよう!」
「えっ部活は大丈夫なの?」
「今日は先生らが会議だから自主練になったから大丈夫」
そう言いながらまたあの爽やかな笑顔…
癒される…
「おい、ブス」
うっっ…この声は……
「邪魔なんだよ。
席戻れよ」
そう言って私と高梨くんの間に入ってくる吉田くん。
「いっ言われなくても戻りますよーだ」
わたしはそう言いながら席に戻る。
あぁせっかくの高梨くんとの時間が…
私はちらっと後ろ振り向く。
すると高梨くんが小さく手を振って
「またあとで」
とくちを動かしていた。
私は小さく頷いた。
心臓がドキドキ言っている。
その時、隣にいる吉田くんの切ない顔には全く気付いていなかった…