片想い連鎖
俺は渡辺さんと話した(むしろ逃げられた?)後、部活に戻っていた。


大和も遅れて朝練に来ていたようだ。


にしても明らかに覇気がなく元気がない様子だ。


「や〜まと」


「あぁ」


「元気ねーじゃん」


「まぁちょっとな…」


「渡辺さんに告ったやつ?」


「はっ違っ、てかなんで悠人が知ってんだよ!」


「その動揺具合マジうけるんだけど」


「うるせーよ!


っつか、どこから聞いたんだよ」


「渡辺さんから」


「お前らまた会ってたのかよ…」


そう言いながら睨み付けてくる。


「おい、落ち着けよ。


ヤキモチ焼きすぎだぞ」


「別にヤキモチなんて焼いてねぇよ!!」


大和はガキみたいだ。



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