片想い連鎖
……


……


お昼休憩になった。


今日は教室ではなくパソコン室でご飯を食べながら話をすることにした。


私はほのちゃんに昨日の事情を説明した。


「で、ヤツがまた私のことをからかって楽しんでるってわけなのよ」


「……吉田のヤツ、ついに言っちゃったんだね」


「えっほのちゃん??私の話聞いてた?」


そう言えば前にほのちゃんが吉田くんには好きな人がいるって言ってた…


「聞いてるよ。


吉田のこと見てるんだから、それくらい分かるよ」


「ほのちゃん…あの、ごめ」


「はいー!ストーップ!」


「!?」


「謝らないでよ。


こっちが惨めになるだけじゃん…」


「あっごめん…あっじゃなくて……」


「……


はいはい。


ちょっといじけてみた」


「ほのちゃん…


……


でも…私あんなに嫌われてたのにだよ。


正直今でもなんかただの嫌がらせというか私を困らせて面白がってる気がして仕方ないんだよね…」


「…嫌いって魔法の言葉なの、知ってる?」


「えっ?ほのちゃん、どういうこと?」


「こんな言葉聞いたことある。



嫌いって100回言い続けたらそれは好きに変わってる



って。


気になってないと嫌い…なんて言わないはずだよ」

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