片想い連鎖
横のチョコレートの山を見つめていると、当の本人が登場した。



「よぉ」




「あっおはよ…」



チョコレートの山を見つめる吉田くん。




「モテモテでいいですね」




「…お前は今日あげんの?」




吉田くんが私に言ってきた。




「べっ別に関係ないでしょ」




可愛くない言い方。
なんで吉田くんにはこんな言い方しか出来ないんだろう。




その場に居た堪れない気持ちになった。



私は勢いよく立ち上がった。



と同時に目の前が真っ暗になった。





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