片想い連鎖
私は着ていたカーディガンの裾をぎゅっと握りしめた。



「高梨くん」



「ん?何?」



「はっ話したいことがあり…ます。聞いてもらってもいいです…か…?」


勇気を出して言った私の言葉に高梨くんはその重みを感じたのか、高梨くんは抱いていたミルクをそっと下ろした。



「いいよ。ちゃんと聞くから。ゆっくり話して」






< 234 / 247 >

この作品をシェア

pagetop