片想い連鎖
私たちはお互い見つめ合いながら笑みを交わした。



昔の私じゃ信じられない光景かも…



「ほら、行きなよ」



「えっあっ」



「大和ならたぶん教室いるよ」



「高梨くん…ありがとう!」



私はダッシュで教室に向かった。



ニャー



ミルクの鳴き声だ。



「あぁ行っちゃったか〜」



高梨はミルクを抱き上げた。



「渡辺さんが自分の気持ちに気づく前に告っとけばよかったかな〜」



ニャー



「なっミルク。これからも俺の恋人でいてくれよな」



ニャー
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