片想い連鎖
そう言って背を向けて出て行こうとする吉田くん。



私は机の上にあったチョコをその背中に向けて投げつけた。



「バカ!!」



「痛ぇっ」



吉田くんはこちらを向いた。



「吉田くんのバカバカバカ〜!!」



私は手元にあるチョコを投げつけまくった。



「痛ぇ。ちょっとお前やめろよ」



そんなこと言われてもやめない私。



そんな私に距離を詰めてくる吉田くん。



「やめろって!!」



そのまま腕を掴まれた。



「…泣いてんの?」


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